2009年12月23日水曜日

現代朗読は「みんなのロードク」

 特定非営利活動(NPO)法人現代朗読協会、だの、現代朗読(Contemporary Reading Act)、だの、とてもかたい文字列が並んでしまっていますが、じつはとても気軽な表現方法なのです。
 以下のような特徴があります。

・年齢/性別/職業/身体的能力の優劣や障碍の有無など、いっさいを問いません。だれにでもすぐに始められます。
・とてもとっつきやすい方法ですが、同時にとても奥が深い表現でもあります。
・現代朗読をはじめた人はみんな気持ちが楽になり、笑顔が増えます。
・日常がこれまでとは違った顔を持つようになります。
・気持ちもからだも若返ります。目が輝きます。
・友だちが増えます。
・その他たくさん。

 このような特徴を実現するための方法は、漠然と成立しているわけではありません。私たちは朗読に「演出」という手法を持ちこみ、朗読をコンテンポラリー表現という観点から見直してみました。
 これまで「朗読」という表現にかぶせられていた特定のイメージを払拭し、その練習法もゼロから見直し、私たち独自のあたらしい方法を見つけたのです。またその方法は、いまでも日々更新されています。
「あたらしい」といっても、まったくなにもないところから生まれたものではありません。現代朗読に持ちこまれた方法は、他のコンテンポラリーな表現分野では普通におこなわれ、考えられているものです。ただ、現代アート、現代音楽、コンテンポラリーダンスといった分野は、そもそも、一般的にはあまりなじみのないものです。そして、これまでの朗読講座などではまず見かけることのないものでした。

 私たちCREA(現代朗読協会)演出部は、少しでも現代朗読について多くの人に知ってもらい、気軽に参加していただけるように、ここで実際におこなわれていることや考えられていることを積極的に発信していこうと思いました。
 このBLOGの記事を通していくらかでも現代朗読に興味を持っていただき、できれば私たちの活動のお仲間になってもらえるなら、こんなうれしいことはありません。
 最後にひとことだけ。
「現代朗読は本に書かれていることを人に伝えるのではなく、本を読むことによって自分自身を表現する方法です」

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