2011年4月26日火曜日

朗読体験講座4月のお知らせ

ご好評をいただいている現代朗読協会の朗読体験講座、4月のお知らせです。
4月も土曜日と、平日の火曜日の2回、開催します。都合のよいほうにご参加ください。
ちなみに、3月にはあと1回あります。3月24日(木)14:00-1600開催。

まったく朗読をやったことがない/ちょっとやってみたいと思っている人や、すでに経験はあるけれど朗読表現に行き詰まりを感じているような方のためにおこなう、ワークショップ形式の体験講座です。

◎日時(1) 2011年4月9(土)13:00〜15:00
◎日時(2) 2011年4月26日(火)13:00〜15:00

◎場所 現代朗読協会・羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
◎参加費 2,000円

※詳細とお申し込みはこちらから。

◎こんなことをやります
現代朗読というあたらしい表現を理解するために、実際に身体を動かしたり声を出したりして体験していただきます。
毎回、下のようなプログラムからいくつかをピックアップしてご紹介する予定です。

・朗読のための声と身体の準備。
・朗読するときに起こっているさまざまなことの理解。
・朗読のためのテキストの扱い方、読み方と、朗読実践。
・柔軟でとらわれない表現をおこなうためのヒント。

それぞれ15:00からは「朗読体験講座ネクスト」も開催されます(15:00〜17:00)。
上記のような内容をさらに深め、実践する内容で、できれば通して受けていただくことをおすすめします。
都合の悪い方は、後日「ネクスト」のみあらためて受講することも可能です。
体験講座を受講された方はプラス1,000円で参加できます。

※詳細とお申し込みはこちらから。

3月6日の体験講座に参加された方の声から、いくつか抜粋して紹介させていただきます。

☆一番関心があった呼吸の改善につながる体の鍛え方は大変参考になった。手軽にできる方法なので、すぐにも実践したい。
「聴く」ということに傾注する、ということも、角度を変えての「読む」「話す」練習方法として有効であることがわかった。

☆大変勉強になりました。身体を通して学んだこと、気づきというのは、あらためて深いと感じました。常に「自分」というものを意識し、そこに今居る自分がどういう「自分」なのかに自ずと気づき、未熟さと同時に成長の可能性にワクワクしました。ここで「成長の可能性」に繋げてワクワクできるのは、先生のご指導があるからだと思いました。これからも継続して学ばせていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

☆「朗読」という分野に対する自分の認識を改めるようなお話を沢山聞くことが出来た。表現の在り方について考えを深められる様。機会をみてまた別の講座に参加させて頂きたく思った。

☆なによりこの様な素敵な古民家で楽しいひとときを過ごせたことを感謝している。

2011年4月13日水曜日

【拡散希望】小中学生の保護者と先生がたへ

小中学生をお持ちの保護者の方々や、学校の先生方へのお願いです。
またそういう方が知り合いにいるという方も、以下の情報を伝達していただけるとうれしいです。

◎いま必要な子どもたちのメンタルケアをお願いします

被災地でなくても心身の調子を崩す子どもが増えています。
学校ではいつものように明るく元気にふるまっていても、やたらと先生にベタベタと甘えたり、余震が起こるたびに異常におびえたり、家では夜中に急に泣きだしたり。
こういった状況でとても役に立つメンタルケアの方法があります。「音読療法」です。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、「音楽療法」などのメンタルケアの一種です。ただし、いつでもどこでも、教室や家庭でもすぐやれて、即効性がある、という特徴があります。

現代朗読協会では大震災発生直後から活動拠点の「羽根木の家」を開放して、音読カウンセリングを行なってきました(現在も行なっています)。
その過程で、震災後のこの状況において音読療法が大変有効であることがわかりました。
現代朗読協会はこれまで、多くの朗読公演を小中学校でおこなってきました。とくに文化庁の助成事業として世田谷文学館と共同でおこなっている朗読パフォーマンス「Kenji」や「ホームズ」は大変好評をいただいております。
児童養護施設の子どもたちを相手にボランティアイベントも何度もおこなっています。
また、教員や保護者向けに音読や読み聞かせの方法についての指導もおこなってきました。
そういった教育の現場での経験からかんがみ、今回、音読療法を使った学童のメンタルケアをおすすめするとともに、その実施方法について直接教員や保護者の方にお知らせする活動をしています。

以下のようなリクエストに応じます。

(1) 子どもたちの心身の調子を整えるための音読ワークショップ

(2) 音読メンタルケアを教師や保護者がおこなうための講座

(3) 教職員や保護者自身への音読ワークショップ

大人の不安や心配はそのまま子どもに伝染します。子どもが不安を感じるのは、災害そのものより、不安定になっている大人の心身の状態を子どもが敏感に察知することも、原因のひとつです。
まずは大人が平常心を取りもどし、落ち着いて仕事や生活にあたっていくことが、子どもの安心につながります。
その意味で(3)のワークを用意してあります。

■ワークショップ内容
現代朗読協会・水城ゆう著『音読・群読エチュード』(2011年3月ラピュータ刊)に掲載されているエチュードを用いながら、子どもたちには遊び感覚で、大人には理論的裏付けを解説しながら進めていきます。
所要時間は1~2時間程度ですが、固定されたカリキュラムではなく、参加者に応じて多様な内容に変化する方式でおこなっていますので、ご要望や制約に応じることも可能です。
教材書籍『音読・群読エチュード』は書店、アマゾンなどでご注文いただくか、現代朗読協会から直接ご購入いただけます。
無理にご購入いただかなくてもワークショップを招聘できます。

■予算について
率直にご相談ください。
講師料ゼロ円からでもおこなっていますが、この活動を私たちが無理なく継続するためにも、予算内で可能な金額を相談させていただいてます。
基本的にはこの活動は子どもたちと教育の現場にいま必要な、社会貢献活動ととらえています。

■講師について
現代朗読協会代表の水城ゆうと正会員朗読者が参ります。
水城ゆうについては、公式ウェブサイトもしくはネット検索などで略歴を参照ください。

■まずはご連絡ください
現代朗読協会の連絡先情報
メールアドレス info@roudoku.org
電話 090-9962-0848

2011年4月3日日曜日

テキスト表現ゼミのご案内

現代朗読協会では、テキスト(文章/文字)を使った自己表現を研究するためのゼミナールを開講します。
扱うテキストは小説、随筆、詩、シナリオ、評論など、ジャンルを問いません。テキストを用いて自分を他人に伝えることを学び、研究成果をアウトプットしていくためのゼミです。

◎日時 第1~第3日曜日 19:00~21:00
4月3日(日)よりスタートします。
◎場所 現代朗読協会「羽根木の家」
世田谷区羽根木1-20-17
◎参加費 一般 月額10,000円/ゼミ生 無料

※申込はこちら
申込講座名を「その他」とし、備考欄に「テキスト表現ゼミ」とお書きください。

かつて「小説工房」で一大ムーブメントを起こし、数多くの小説家、ライターを育てた水城ゆうが、ジャンルの枠を超えた「テキスト表現」の本質に迫るためのガチンコ研究会を仕切ります。
カリキュラムはありません。あつかうテキストに応じて内容は変わります。
ただしビジネス文書や商業出版など、商用目的のテキストは扱いません。
アウトプットとしては活字出版に限定せず、電子書籍、BLOG、携帯サイトなどのあたらしいメディアもターゲットとします。また、テキストから立ちあげるオーディオブック、朗読ライブ、舞台芸術や音楽までも視野にいれています。

こういう人におすすめです。

・小説家になりたい、BLOGで詩を発表してみたい、シナリオを書きたい、など、文章で自分を表現することを考えている人。
・これまで書きつづけてきたが、なにか壁のようなものにぶつかって思い悩んでいる人。
・朗読や演劇、音楽、美術などのためのオリジナル作品を書いてみたい人。
・その他、テキスト表現や文学に強い興味がある人。

【講師について】
カルチャーセンターの小説講座を毎回満員にし、ニフティサーブ(現・@nifty)「本と雑誌フォーラム(FBOOK)」で多数のライター、小説家を輩出した作家養成虎の穴「小説工房」を主宰した作家、水城雄(改め、水城ゆう)。
(「小説工房」は、青峰社から2冊の書籍となって出版された)
ジャズピアニスト時代に執筆した処女長編が認められ、29歳で徳間書店からSF作家としてデビュー、数十冊の小説を徳間書店、中央公論社、光文社、アスキー等々の出版社で発表しながら、商業小説の世界に嫌気がさし、40代以降はネットでのみ作品を発表。
携帯公式サイト「どこでも読書」で連載した「浸透記憶」「BODY」(有料配信小説)等の作品は他の著名商業小説家らの作品をおさえてランキング連続トップ、またマルチエンディング小説ゲーム「Side-K」は初期の有料モバイルコンテンツの中でもヒットを記録。
その後、純文学的傾向を深め、掌編・詩を自ブログ等で朗読テキストとして無料公開。さまざまな朗読教室、サークル等で読まれている、いわば伝説の作家である。
「小説工房」の終了を惜しむ声は今なお多いが、この講座は「リアル小説工房」ともいうべきものになる。