2013年9月29日日曜日

9月のオーディオブック・リーダー養成講座のお知らせ

オーディオブック制作のアイ文庫では、長く聴き継がれるハイクオリティのオーディオブックの制作と、唯一無二の表現者としての読み手の育成をおこなっています。
日程の都合がつかない方は、個人セッションも受け付けていますので、気軽にお問い合わせください。

主催:アイ文庫
協力:現代朗読協会

★次世代オーディオブック・リーダー養成講座
 声優/ナレーター/朗読者のためのステップアップ講座
 申込みはこちら

【概要】
オーディオブックの読みや収録についてのノウハウとトレーニング法を一日で集中講義します。
その後1〜2か月のトレーニング期間をおいて最終収録実習をおこないます。

【詳細】

(1)集中講座
以下の日程で開催される一日集中講義を受講していただきます。
とても居心地のいい世田谷の築78年の古民家で、一日じっくり学んでいただきます。

◎日時 2013年9月29日(日)13:00〜19:00
◎場所 羽根木の家(世田谷区/京王井の頭線新代田駅からゆっくり歩いて4分)
◎受講料 33,000円

※集中講座の日程が合わない方のために、個人セッションも受けつけています。ご都合のよい日時に個別受講が可能です。ご相談ください。

(2)トレーニング

収録用の作品を選び、(1)の内容の習得と(3)にむけての1〜2か月間のトレーニング期間を設けます。
期間中は、メールによる指導と面談(またはスカイプ、希望者のみ)で習得状況をチェックします。質問等も自由です。
理解度や技術レベルによっては現代朗読協会のワークショップに参加していだくこともあります(参加費免除)。

(3)最終収録実習

 アイ文庫のスタジオにて収録実践をおこないます。
 収録後、数日以内に評価結果をご連絡いたします。
 その結果を受けて、

 A) アイ文庫オーディオブックの本収録へと進む
 B) 現代朗読協会での実習を継続(ゼミ生登録)する
 C) 独立して自主制作

 という選択肢をご自分でえらんでいただきます。

【本講座の特徴】
オーディオブックリーダー(朗読者)は、ナレーターでもアナウンサーでもなく、声優でもない、新しい声のジャンルです。
オーディオブックの朗読にチャレンジしてみたいと思っている人が多いなか、その読みや収録についてのノウハウをしっかりとアドバイスしてくれる場所はそう多くありません。
そんななかで、アイ文庫は、今後も長くネットコンテンツとして流通していくに耐えるクオリティを持ったオーディオブックの制作とリーダーの育成にあたっています。
単なる音読コンテンツではなく、「朗読作品」としてのオーディオブックを読める人を育てることが目的です。

文芸朗読、詩曲集、教科書朗読、英語朗読などで業界随一のクオリティと実績を持つアイ文庫のオーディオブック・ディレクターが指導にあたります。
ただ読むだけではない、情報伝達のみにとどまらない、「表現」の域にまで踏みこんだクオリティの高いオーディオブック収録ができるハイレベルなリーダー(朗読者)の育成をめざします。数多くの実践的なノウハウを盛りこんだプログラムで予定しています。

アイ文庫のツイッターも参考にしてください。

2013年9月28日土曜日

現代朗読基礎コース、9月スタート

(全10回の「現代朗読基礎コース」は2回目以降からの参加も受け付けています。初回の記録映像・音声をお渡ししますので、途中参加もご安心を)

従来の朗読とはまったく異なったアプローチで驚きを呼んでいる「現代朗読」の考え方と方法を、全10回で基礎からじっくりと学ぶためのコースです。
体験ワークショップからさらに踏み込み、現代朗読の全体像を俯瞰しながら、具体的なプラクティスを多くおこないます。

現代朗読とは、技術や決まり事によってなにか決まった型のようなものを作りあげていくのではなく、意識的にせよ無意識的にせよ「ついやってしまっていること」を自覚し「やめていく」ことによって、本当の自分の表現を再発見していく方法です。
また、朗読とは「作者の代弁者」になることではなく、あるテキストを使って「自分自身を表現する」ことである、という考え方をとっています。

現代朗読を学びに来た皆さんが一様に口にすることばは「目からウロコ」です。
まずはやってみてください。自分が知らなかった自分自身を発見できるでしょう。
同時に朗読という表現行為の奥深さに驚くことでしょう。

つぎのような方におすすめです。
・まったく朗読をやったことはないが、これからなにか表現してみたいと思っている。
・朗読はある程度やったことはあるが、なんとなく物足りなさや違和感を覚えている。
・朗読活動をやっているが、いまいち壁を打ち破れなく困っている。

◎今期全10回のスケジュール
(最初に発表していた日程がすこしずれました。ご注意ください)
 2013年9月28日、10月5日、12日、19日、26日
 11月9日、23日
 12月7日、14日、21日
 いずれも土曜日午前10時半から12時半の2時間

「目からウロコ」の現代朗読の考え方&方法を、教材を用いながら基礎からじっくり学べます。
教材「音読・群読エチュード」(ラピュータ刊/1,890円)

※詳細とお申し込みはこちらから。

全10回の内容

基礎コースでは全教程を座学と実技(エチュード)の組み合わせで進めていきます。
動ける軽装でご参加ください。

(1) 朗読という表現行為/表現とはなにか/自分自身を表現するということ
(2) ことば・声/呼吸/姿勢/身体/日常トレーニング
(3) 朗読テキストへのアプローチ/読解力とはなにか
(4) 日本語発音の決まりごと/表現での決まりごとの扱いかた
(5) リズム感/音程感/朗読と音楽/セッション朗読
(6) 演じるのか?/セリフの扱い/朗読と演劇
(7) スリリングな表現者になるための自分自身の理解/表現心理
(8) 群読の楽しみ/エチュードから作品へ
(9) 伝達と表現/伝統的表現/コンテンポラリー表現
(10)唯一無二の表現者になる/朗読者という職業

受講料 45,000円(教材費含む)
定員  10人(定員になりしだい締め切ります)

2013年9月23日月曜日

沈黙の朗読―記憶が光速を超えるとき&特殊相対性の女

コンセプチュアル朗読パフォーマンス「沈黙の朗読」豪華2本立て!
沈黙の中に、あなたは自分を見つける。

朗読、なのに沈黙とは?
「沈黙のための朗読があってもいい」という水城ゆうの発想から生まれた「沈黙の朗読」シリーズ。
即興演奏と朗読が濃密な時空間を彫刻する、重厚な演目。
やがて沈黙を味わうための朗読というコンセプトが浮き彫りになり、榊原忠実の初演による「記憶が光速を超えるとき」を第一作として、以後「特殊相対性の女」、「槐多朗読」、「初恋」沈黙編、「記憶が光速を超えるとき」野々宮版……と回を重ねるうちに、過激に進化していった。
今回、再び榊原忠実による「記憶〜」を野々宮卯妙の乱入によるデュオに昇華。そして「特殊〜」は現代朗読家たちのコロス(群読)を配してまったく異なる作品として登場することとなる。
キッド・アイラック・アート・ホールの音響空間を最大限に活用した「沈黙の朗読」、最良の配役で、各一回きりの披露、お見逃しなく!

日時:2013年9月23日(月祝)
◎15時開演 「記憶が光速を超えるとき」
朗読 榊原忠美/助演 野々宮卯妙(現代朗読)
◎18時開演 「特殊相対性の女」
朗読 野々宮卯妙/群読 現代朗読協会員(山田みぞれ・KAT・唐ひづる・町村千絵・高崎梓)
料金:予約あり 2500円/予約なし 3000円
1公演予約 →http://bit.ly/1bWVefc
2公演通し予約 4500円→http://bit.ly/16RbKGv
会場:キッド・アイラック・アート・ホール

作・演出・音楽:水城ゆう
照明:早川誠司
主催:現代朗読協会
協力:キッド・アイラック・アート・ホール

【「沈黙の朗読」連続公演に寄せて】
 コンセプチュアルな朗読パフォーマンス「沈黙の朗読」シリーズがスタートして四年目となった。初演の「記憶が光速を超えるとき」につづいて、「特殊相対性の女」そして「槐多朗読」と継続的に上演してきた。
 今回、ここで終わりというわけではもちろんなく、さらに深化させていくための大きなステップとして、二作同時上演という機会を持つことになった。
「記憶が光速を超えるとき」も「特殊相対性の女」もともに、初演時の朗読者を迎える。しかも「特殊……」の初演朗読者である野々宮卯妙が、今回は「記憶が……」にも参加する。そして「特殊……」には野々宮も所属する現代朗読協会のゼミ生たちが群読で参加する。
「記憶が……」はもともと男性のひとり語りの形式を取っているが、そこに女性朗読者がどのように関わるのか。
 また、「特殊……」は朗読者対役者という構図で作られたシナリオだが、それを今回は朗読者対群読で上演することになった。
 はたしてどのようなステージになるのか、演奏者として出演者のひとりとなる私もとても楽しみにしている。
(水城ゆう)

【出演】
水城ゆう(みずき・ゆう)
1957年福井県生まれ。京都でバンドマン活動の後、FM福井、福井テレビ他で番組制作、番組司会等を務めながら、俳優・榊原忠美の朗読と自身のテキスト・ピアノでの即興セッションをスタート。1986年、徳間書店から商業SF小説で職業小説家デビュー、パソコン通信(ニフティ)で「小説工房」を主宰。その後東京に移住、現代アートとしての朗読表現への考察を深め、「現代朗読」という手法を確立。さらに身体性を重視した様々な表現とそれにより生まれる効果・影響を研究、呼吸法を中心とする音読療法を構築。現代朗読協会主宰、音読療法協会オーガナイザー。

榊原忠美(さかきばら・ただよし)
劇団クセックACT所属俳優。名古屋市在住。1980年、劇団クセックACTの結成に参加。『イェルマ』『ドン・キホーテ』『血の婚礼』『アッシリア皇帝と建築家』他クセック全作品に出演。役者として新たな表現方法を求め、ソロ活動もして活発で、ジャン・ジオノ『木を植えた男』朗読会を全国で上演、300回を超えた。芥川龍之介『袈裟と盛遠』は各地の女優・女性アナウンサーらとの共演で話題を呼ぶ。またナレーターとして東海・北陸を中心に活躍、ラジオ番組やCM等出演多数。1988年ACCタレント新人賞、93年ACCタレント賞、2006年松原英治・若尾正也記念演劇賞受賞。

野々宮卯妙(ののみや・うたえ)
現代朗読家。東京在住。代表作に「特殊相対性の女」(2010年愛知県芸術劇場小ホール)、「初恋」(2013年キッド・アイラック・アート・ホール)、「槐多朗読」シリーズほか。2013年9月には京都・法然院で琵琶奏者・片山旭星と水城ゆうとのセッションを実現。現代朗読協会メンバーとして様々な公演に連続出演する他、フリーなセッションができる稀有な朗読家として下北沢レディージェーン、中野スウィートレイン等に出演中。フリージャズ・ミュージシャンらとのセッションを重ねつつ、リーダーとしてカルメン・マキ、酒井俊ら著名ヴォーカリストらと共演、好評を博している。最近は現代音楽家とも交流が始まっている。慶應義塾大学法学部卒。現代朗読協会正会員。ボイスセラピスト、音読療法士。

2013年9月22日日曜日

今年も出ます「梅ヶ丘THE生エンタ」


小田急線梅ヶ丘駅周辺で音楽祭を、という主旨で昨年スタートした音楽祭「梅ヶ丘THE生エンタ」に、現代朗読協会が今年も出演します。
まるで音楽ライブのようにわいわいと楽しめる朗読パフォーマンスを、ピアノ演奏との「共演」でお送りします。

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梅ヶ丘THE生エンタ
9月22日(日)・23日(月/祝) 午前11時〜午後10時
小田急線・梅ヶ丘駅周辺の8会場
入場料 : PASSPORT(全会場・2日間有効)
 前売り・ご予約 1500円 当日 2000円 小学生以下無料

音楽、お笑い、芝居、ダンス……さまざまなエンタテインメントの生のパフォーマンスが、梅ヶ丘の街で2日間繰り広げられる。それを、1500円のPASSPORT1枚で好きなだけ見て回れるという、とても楽しくとてもお得なイベントに参加します。
ぜひHPなどで詳細をチェックして、私たちのパフォーマンスだけでなく、イベントを丸ごと楽しんでください。

梅ヶ丘THE生エンタ公式サイト
お問い合わせ・ご予約 080-4781-4013(イベント事務局)
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現代朗読協会の出演は、22日の15時〜と16時〜の2回(入れ替え制)です。
それぞれ45分程度。
出演は山田みぞれ、福豆々子、野々宮卯妙、宮本菜穂子、水城ゆう(ピアノ)。

会場は、
GILLIA
世田谷区梅丘1-33-6 (梅ヶ丘駅北口1分)
03-5799-4784

*PASSPORTの予約は、現代朗読協会申し込みフォームまで。
*予約券の受け取り(当日精算)と当日券の購入は、当日、梅ヶ丘駅構内の特設案内所(10:30〜19:00)または各会場でお願いします。

2013年9月21日土曜日

9月の現代朗読体験講座のお知らせ(9月21日)

現代朗読協会の朗読体験講座、2013年9月のお知らせです。
まったく朗読をやったことがない/ちょっとやってみたいと思っている人や、すでに経験はあるけれど朗読表現に行き詰まりを感じているような方のためにおこなう、ワークショップ形式の体験講座です。

◎日時 2013年9月21日(土)14:00〜17:00
◎場所 現代朗読協会・羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
◎参加費 2,000円

※詳細とお申し込みはこちらから。
⇒ http://www.roudoku.org/ws/ws_taiken.html

◎こんなことをやります
現代朗読というあたらしい表現を理解するために、実際に身体を動かしたり声を出したりして体験していただきます。
毎回、下のようなプログラムからいくつかをピックアップしてご紹介する予定です。

・朗読のための声と身体の準備。
・朗読するときに起こっているさまざまなことの理解。
・朗読のためのテキストの扱い方、読み方と、朗読実践。
・柔軟でとらわれない表現をおこなうためのヒント。

2013年9月16日月曜日

京都・法然院に現代朗読が初登場〜ライブ・アット・法然院

9月16日、京都の法然院で、現代朗読ライブが決定!

通常非公開の方丈の間で、庭園を背景に、黄昏に移ろいゆく光の中で、
現代朗読と琵琶とシンセサイザーの織りなす音の世界に身を浸す、
贅沢な時間をお過ごしください……


哲学の道からほど近い法然院は、茅葺きの山門と白砂壇、そして四季折々の植物が美しいお寺です。
境内は出入り自由で、観光シーズンには大勢の人が訪れます。

本堂等の建物内は通常は非公開で、見学できるのは春秋一週間ずつの一般公開のみですが、公演はこの建物内の方丈の間で、庭園を背景におこなわれます。
方丈は、1687(貞亨4)年に、もと伏見にあった後西天皇の皇女の御殿(1595年、文禄4年建築)を移建したもので、狩野光信筆の襖絵(重文・桃山時代)と堂本印象筆の襖絵(1971年作)が納められています(夏期は収蔵庫に保管)。
公演は、非公開の期間に見学料なしで内部を見られるチャンスでもあるのですね(笑)。
ぜひこの機会に、晩夏の法然院もあわせて堪能してください。

出演◎野々宮卯妙(現代朗読)/片山旭星(琵琶)/水城ゆう(シンセサイザー)
日時◎2013年9月16日 (月・祝)17時30分開演(17時開場)
会場◎京都 鹿ヶ谷 法然院 方丈の間(京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30)

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料金◎予約あり 2500円/予約なし 3000円/未成年者 1500円
全自由席(座布団・椅子)
予約・お問い合わせ
◎法然院サンガ
byakurenja25@docomo.ne.jp
Byakurenja@aol.com
TEL 090-1899-3689  FAX 075-752-1083
◎NPO法人現代朗読協会
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《ライブ・アット・法然院に寄せて》
 朗読と琵琶、さして不思議な取り合わせでもない。これにシンセサイザーが入れば、いかにも「現代風」で、だから「現代朗読」なのだろう、とそのパフォーマンスを予測される方もいるだろう。
 だが、これはそんなものではない。現代風ではなく、現代朗読。コンテンポラリー(現代)アートと同じ意味の「現代」である。
 なにより即興を旨とする。即興とは一期一会、「今ここ」を限りなく追求すること。企みや決め事、先入観を徹底的に手放すこと。だから、本番を整えるための練習などは意味を成さない。パフォーマーは、己の技術の研鑽は当然として、日々、一挙手一投足、一細胞に意識を向けるための研鑽を積み続ける。飲んだり食べたり、掃除をしたり排泄したり歩いたりする、ごく普通の生活を営みながら。
 ……というのは目指すところであって、俗界の身なれば、実際にはうかうか過ごす時間が大半ではある。しかしこの自覚をもって日々を過ごすなかで、一瞬に透き通った目を向け、その深い喜びを知る僥倖をわずかなりとも得た者として、コンサートの場はその愉しみを多くの人と共有、共感する行為にほかならない。
 朗読にコンテンポラリーアートの概念を持ち込み、実践するのは日本では現代朗読協会のほかには知らない。その代表である水城ゆうと、先鋒たる野々宮卯妙を、二人を知る琵琶奏者の片山旭星が法然院へと導き、京都で公式には初の見参が実現した。ときに目を背けたくなることも、興奮に叫びだしたくなることもあるかもしれない。品の良いお楽しみではなく、驚き、唖然、呆然、衝撃に近しいと専ら評判の現代朗読と、晩夏の法然院で出会いの縁を結んでいただければ幸甚である。

《出演者プロフィール》
野々宮卯妙(ののみや・うたえ)
現代朗読家。バロック朗読家とも。フリージャズや現代音楽のアーティストらと共演を重ね、即興表現を得意とする。カルメン・マキ、酒井俊らヴォーカリストとの共演も好評を博す。代表作「特殊相対性の女」(2010年愛知県芸術劇場小ホール)、「槐多朗読」シリーズほか。慶應義塾大学法学部政治学科卒。現代朗読協会正会員・音読療法士として指導も行う。

片山旭星(かたやま・きょくせい)
1955年愛媛県生まれ。1977年より筑前琵琶を人間国宝 山崎旭萃、山下旭瑞、菅旭香に師事する。88~89年、新内を人間国宝 岡本文弥に師事。90~96年、肥後座頭琵琶を、最後の琵琶法師と言われた山鹿良之に師事。その旋律、奏法を次代に伝える数少ない琵琶奏者と言われている。一方、古典のみならず、現代邦楽、民族音楽等、ジャンルに捕われない演奏活動やジャズ、ダンサーとのセッションライブ。演劇、舞踏の音楽制作、作曲など、幅広い活動を通して、琵琶という楽器の持つ独特の音色を生かした新たな可能性を追求している。

水城ゆう(みずき・ゆう)
即興演奏家、音楽家、小説家、朗読演出家。現代朗読協会主宰、音読療法協会オーガナイザー。85年より、朗読と音楽の即興パフォーマンスを開始。86年より約20年間職業作家としてSF、ミステリー、冒険小説等を多数出版。現在は電子出版での執筆、ライブ及び指導育成を主たるフィールドとしている。

現代朗読協会(げんだいろうどくきょうかい)
2006年3月にNPO法人化。世田谷区内の古民家を活動拠点とする、朗読を中心としたコンテンポラリー表現のパフォーマンス集団。会員数約30名。その人にしかできないオリジナルな表現を身体性と音声を核に追求し、「今ここ」(プレゼンス)への意識と「共感的コミュニケーション」との合わせ技で人生を真に謳歌することを目論む。

2013年9月2日月曜日

8月のオーディオブック・リーダー養成講座のお知らせ

オーディオブック制作のアイ文庫では、長く聴き継がれるハイクオリティのオーディオブックの制作と、唯一無二の表現者としての読み手の育成をおこなっています。
日程の都合がつかない方は、個人セッションも受け付けていますので、気軽にお問い合わせください。
毎月末におこなっている当講座は、8月のみ9月2日の開催となります。

主催:アイ文庫
協力:現代朗読協会

★次世代オーディオブック・リーダー養成講座
 声優/ナレーター/朗読者のためのステップアップ講座
 申込みはこちら

【概要】
オーディオブックの読みや収録についてのノウハウとトレーニング法を一日で集中講義します。
その後1〜2か月のトレーニング期間をおいて最終収録実習をおこないます。

【詳細】

(1)集中講座
以下の日程で開催される一日集中講義を受講していただきます。
とても居心地のいい世田谷の築78年の古民家で、一日じっくり学んでいただきます。

◎日時 2013年9月2日(月)13:00〜19:00
◎場所 羽根木の家(世田谷区/京王井の頭線新代田駅からゆっくり歩いて4分)
◎受講料 33,000円

※集中講座の日程が合わない方のために、個人セッションも受けつけています。ご都合のよい日時に個別受講が可能です。ご相談ください。

(2)トレーニング

収録用の作品を選び、(1)の内容の習得と(3)にむけての1〜2か月間のトレーニング期間を設けます。
期間中は、メールによる指導と面談(またはスカイプ、希望者のみ)で習得状況をチェックします。質問等も自由です。
理解度や技術レベルによっては現代朗読協会のワークショップに参加していだくこともあります(参加費免除)。

(3)最終収録実習

 アイ文庫のスタジオにて収録実践をおこないます。
 収録後、数日以内に評価結果をご連絡いたします。
 その結果を受けて、

 A) アイ文庫オーディオブックの本収録へと進む
 B) 現代朗読協会での実習を継続(ゼミ生登録)する
 C) 独立して自主制作

 という選択肢をご自分でえらんでいただきます。

【本講座の特徴】
オーディオブックリーダー(朗読者)は、ナレーターでもアナウンサーでもなく、声優でもない、新しい声のジャンルです。
オーディオブックの朗読にチャレンジしてみたいと思っている人が多いなか、その読みや収録についてのノウハウをしっかりとアドバイスしてくれる場所はそう多くありません。
そんななかで、アイ文庫は、今後も長くネットコンテンツとして流通していくに耐えるクオリティを持ったオーディオブックの制作とリーダーの育成にあたっています。
単なる音読コンテンツではなく、「朗読作品」としてのオーディオブックを読める人を育てることが目的です。

文芸朗読、詩曲集、教科書朗読、英語朗読などで業界随一のクオリティと実績を持つアイ文庫のオーディオブック・ディレクターが指導にあたります。
ただ読むだけではない、情報伝達のみにとどまらない、「表現」の域にまで踏みこんだクオリティの高いオーディオブック収録ができるハイレベルなリーダー(朗読者)の育成をめざします。数多くの実践的なノウハウを盛りこんだプログラムで予定しています。

アイ文庫のツイッターも参考にしてください。