明大前〈キッド・アイラック・アート・ホール〉で「槐多朗読」の第7弾にあたる「沈黙の朗読シリーズ」を行ないます。
朗読はいつものように野々宮卯妙、演奏は水城ゆうですが、今回はゲストにダンスのキム・ウィシン、美術に丸山純子をあらたに迎え、初めてのキッド・アイラック・アート・ホールでの公演となります。
■日時 1回め:2013年2月22日(金)14:30開場/15:00開演
2回め:同日19:30開場/20:00開演
■会場 キッドアイラックアートホール(京王線明大前駅徒歩1分)
■料金 前売り2500円/当日3000円
■予約・問い合わせ
現代朗読協会ホームページ 予約フォーム
※イベント名/連絡先電話番号をお忘れなく。
またはあいぶんこオンラインチケット予約フォーム
■主宰 NPO法人・現代朗読協会
(水城からのメッセージ)
朗読を聴くとき、多くの人はそのストーリー「お話の内容」を追おうとする。かねてから私はそのことがとても残念に感じていた。
朗読において朗読者からオーディエンスに伝わるものは、本来もっとリッチなものだ。その声質、息づかい、空気の動き、存在そのもの。それを感じてもらいたいと思っていた。
なかでももっともリッチなもののひとつが「沈黙」なのではないか。沈黙を成立させるための朗読パフォーマンスがあってもいいのではないか——。
こうして2010年3月に中野〈plan-B〉で榊原忠美との「沈黙の朗読——記憶が高速を超えるとき」を初演、一連の「沈黙の朗読」シリーズが始まった。野々宮卯妙は、女優の石村みかを加えた同シリーズ「特殊相対性の女」で名古屋芸術劇場などに出演したのを皮切りに、2011年には同シリーズ「槐多朗読」のソロを務めている。「槐多朗読」はすでに六回を数え、今回〈槐多〉の上のホールに移って、沈黙の朗読「初恋」の実現を見ることになった。
今回、ダンサーのキム・ウィシンに加わってもらうことができた。沈黙のダンス。それはどんなものだろう。
そして舞台美術に造形作家の丸山純子を迎えることができた。繊細で静謐な丸山作品が、沈黙の朗読にどのような化学反応を起こしてくれるだろうか。
私もみなさんとおなじ時間と空間を共有し、沈黙を心ゆくまで味わってみようと思っている。
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