今日は朝から現代朗読のゼミ。
オーディオブックゼミだったが、ほかにもニーズがあったので柔軟に対応。
基礎トレーニングをみっちりやったあと、朗読テキストの扱い方や、半七捕物帳など時代小説のミニ知識を解説したり、実際の読みを聞かせてもらったり。
私たちのおこないは、朗読もふくめて、99パーセントが無意識に「やってしまっていること」あるいは「こうやらなきゃならないという思いこみにもとずいてやっていること」であり、かろうじて残り1パーセントが自覚的にやっていることにすぎないのだが、その1パーセントをもって自分が自分のおこないを「コントロールできている」という気分になっているところに驕りがある。
そこに気づき、謙虚に自分の声にならない声を聞くことに集中していくことで、ようやくすこし自分らしい表現が見えてくるのではないか、といったようなことを、検証しながらやってみる。
この、自分自身の声にならない声に集中することで、たとえば緊張してしまうこと、評価が気になってしまうこと、といった問題は自然に解決していく。
唐ちゃんにバレンタインの前倒しでチョコレートをいただいた。
ありがたく(おいしく)いただく。
昼はみんなで東松原の〈アイキッチン〉に行き、カレーでランチ。
もどってきて、唐ちゃん、KAT、野々宮の3人でオーディオブックリーダーに有効な「高密度音読」の検証をしっかりとやる。
さまざまな問題が洗いだされてきて、それは世間的基準でいえばひとことで「めんどくさい」ことなのだが、そこに丁寧に向かいあっていくことで表現の質の向上や成長があり、よりそう私の側にもよろこびがある。
そう、めんどくさいことこそ大事だし、楽しいのだ。
(現代朗読協会主宰・水城ゆう)
※現代朗読協会ではゼミや講座など、どなたでも気楽に体験参加ができるように窓を開いています。来週の体験参加できるイベントはこちら 。
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