2010年1月31日日曜日

現代朗読公演「沈黙の朗読 - 記憶が光速を超えるとき - 」のお知らせ

現代朗読協会ではコンテンポラリー・アートとしての朗読公演を試行していますが、今回、極めつけの挑戦的な内容の公演をおこなうことになりました。
会場は小さなライブスペースですが、舞踏や現代音楽など、前衛表現の試みを数多くおこなっている場所です。
以下にご案内をいたします。

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朗読は言葉をつむぐことから始まる。いや、始まると思っている。では沈黙が沈黙のままであるとき、そこには。
「沈黙の朗読-記憶が光速を超えるとき」
一日だけの事件。

沈黙が沈黙のままであるとき、そこにはなにが見えるのだろうか。あるいは、言葉を時間と空間から取りさっていったとき、出現する沈黙はただ空虚なものなのだろうか。
すでに人々が体内に持つ豊穣な沈黙を体験するための朗読があってもいいのではないか。
朗読が沈黙に向かうとき、そこになにが生まれるか。なにが見え、なにが聴こえるのか。
結果はあなたしか知らないだろう。

◎日時 2010年3月6日(土)
 第一回15時開演(14時半開場)
 第二回18時開演(17時半開場)

◎会場 Live Space plan-B
 http://i10x.com/planb/
 (164-0013)東京都中野区弥生町4-26-20 モナーク中野B1
 中野富士見町より徒歩7分

◎料金 前売2,500円/当日3,000円

脚本 水城雄
朗読 榊原忠美(劇団クセックACT)/演奏 MIZUKI
オープニングアクト 菊池裕貴(東京藝大先端芸術表現科)
制作 現代朗読協会/協力 アイ文庫

詳細と予約はこちら

問い合わせ live@roudoku.org / 090-9962-0848(現代朗読協会)

2010年1月26日火曜日

第二回「ゆる~みんぐ講座」のご案内

初回が大好評だったゆる〜みんぐ講座の、第二回の開催のお知らせです。

ゆる〜みんぐとは、その言葉どおり、身体をゆるませることです。
実際に受けてみるとわかりますが、私たち現代人の身体は力を抜いてリラックスしている、と自分が思っている状態では、意外にどこかに力が入っていたり、どこかが凝り固まっていたりします。効率を求める自分の身体の習慣的な動きが無意識に作ってしまったものです。
ゆる〜みんぐをやると、びっくりするくらい自分の習慣的に収縮している身体のことがわかってきます。そしてそのゆるませ方を実践していく過程で、自分本来の身体のありようを取りもどしていくことができます。

実は私たちの身体は想像以上に大きなポテンシャルを秘めています。原始人はそのポテンシャルをフルに使って生存していたのですが、現代人はさまざまな便利なものに頼ることで人の身体が本来持っているポテンシャルをまったく使っていません。
使わなくても生きていけるんですが、コミュニケーションや表現の現場ではそのことがいろいろな障害となって顕在化していまうことが多いのです。
原始人とまではいわなくても、せめてもう少し自分本来の身体性を取りもどせないか。
そのための方法として、ゆる〜みんぐはとても有効なもののひとつです。

前回いただいている講師のせ~じさんからのメッセージはこちらをご覧ください。

◎日時:2010年2月7日(日)18:00スタート/終了は20:00すぎくらい
◎場所:現代朗読協会「羽根木の家」世田谷区羽根木1-20-17(TEL/090-9962-0848)
◎参加費:3,000円
◎お申し込みはこちら

ゆる~みんぐについて詳しくはこちら
せ~じさんのプロフィールはこちら

2010年1月25日月曜日

名古屋ウェルバ・アクトゥス始まります(ワークショップのご案内)

 昨年9月に名古屋市芸術創造センターでおこなった第一回ウェルバ・アクトゥス公演「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」の記憶がまだあたらしいと思いますが、昨年につづいて今年も名古屋で現代朗読「ウェルバ・アクトゥス」の活動が始まります。
 現時点では確定したお知らせをすることはまだできないんですが、夏と冬の2回の公演をおこなうことになるかもしれません。
 演目は昨年とは形を変えたものになるでしょうが、いずれにしても同じく宮澤賢治を取りあげることは違いありません。

 その活動の最初として、昨年までの現代朗読の方法を総括した一日ワークショップを開催します。

◎日時 2010年2月14日(日)10:00-15:00
◎場所 ライブハウス「west darts club(ウェストダーツクラブ)」
    地下鉄藤が丘駅3番出口前の信号渡りすぐ! The BOXビル4F
◎参加費 1,000円

 昨年、名古屋の公演とワークショップに参加した方はもちろんですが、朗読に興味のある方、とくにこれまでの朗読表現に物足りなさや疑問を感じている方やコンテンポラリーな表現に興味をもっている方は、だれでも歓迎です。
 私MIZUKIまたは現代朗読協会に直接、参加の旨をご連絡ください。

2010年1月20日水曜日

ロードクセッション「げろきょでないと Vol.7」のお知らせ(2/2)

 即興演奏と驚きのロードクパフォーマンスを展開し、音楽ライブを凌駕するほどのスリリングなライブ展開をおこなっている「げろきょ」こと現代朗読協会が提供している驚きと共感の一夜。
 第七弾のお知らせです。
 現代朗読体験もおこないます。飛び入り歓迎です。体験希望の方はテキストをお持ちください。また、演奏や歌での参加も歓迎します。「こまかいこと」は現地で相談、です。そもそも「こまかいこと」をいわない自由なライブです。
 途中入りや途中抜けも大丈夫です。お仕事やご予定に合わせておいでください。

◎日時 2010年2月2日(火) 20:00-22:00
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代

※このライブの模様は随時、YouTubeにUPしています。「pignose 現代朗読協会」というキーワードでクロス検索してみてください。
※前回第六弾のBLOGレポートはこちら

2010年1月11日月曜日

現代朗読一日講座:2月の開催(2月11日)

 丸一日でみっちりと「現代朗読」の理念と基礎を学んでいただき、すぐ翌日から実践できるようにしようという講座です。すでに2回、開催して、大変好評をいただいております。 遠方のかたや継続して来れないかたのために、連休や土日を設定して、できるだけ毎月開催していきます。初心者の方も、経験者の方も、あるいは朗読の指導をされている方も歓迎いたします。
 また、何度も繰り返し受講することもできます。
 こんなことをやります。

・現代朗読における発音・発声と呼吸、身体使いの解説および実践。
・朗読テキストの読解法の基礎と現代(コンテンポラリー)的展開方法。
・コミュニケーションとしての朗読体験。
・固めない、準備しない、たくらまない、柔軟で魅力的な朗読表現のためのプラクティス。
・朗読演出体験。それぞれの個性、特性に応じた表現のアドバイス。

〈一日講座募集内容〉
日時 2010年2月11日(木/建国記念の日)10:00-17:00
場所 現代朗読協会「羽根木の家」
参加費 10,000円(税・教材費込み)
参加資格 いっさいありません。
   身体的・精神的に気がかりのある方は遠慮なくご相談ください。

※詳細とお申し込みはこちら ⇒ http://www.roudoku.org/oneday.html
※先行して2009年12月26日(土)に第一回の一日講座が開催されます。こちらも合わせてどうぞ。

今月(1月)の参加者の声を一部抜粋して紹介します。

◎これまで色々なところでバラバラに積み重ねてきたことが、やってつながった! という感じです。朗読(語り)というと、言葉が分からないと意味がないと思っていたのですが、「そうではないのだ」と見方を変えると可能性が広がりそうです。とても楽しく、ためになりました。ありがとうございました。

◎今まで趣味でささやかにですが、朗読や音楽をやってきて、色々教わったこと、考えてきたことが確認できたと思いました。やっはりそうだったんだと納得できたことがたくさんありました。感覚的なことだったり、技術的なことだったり、たくさんありますが、また少しずつやっていきたいと思います。余談ですが、10年以上前、アマチュアのオーケストラのコンサートに出たことがあります。その時、お客さんの反応を全く感じとれなかったことを何となく残念に思っていたのですが、本日改めてお客さんの反応は大切なものだと思いました。

◎来て良かったです。違和感のあることはひとつもなく、納得できないこともありませんでした。豊かで新鮮な朗読をやっていきたいです。

◎異化作用がまだよく理解できてないです。意図的に行なうことと、感じたことをそのままやることが、自分の中でよく分かってないです。これからよく理解したいと思います。

◎日常生活で意識せず耳に入ってくるのは、他の人の悪口だったりするので、聞かないふり、や、それに気持ちをゆすられないようにしていましたが、今日は反対にもっともっと耳をすますことをして新鮮でした。体をいろいろ動かして、こどもに届く声を探してみます。他の人から見ても体がやわらかいのがわかった。なまりが強みになりそうだなあ。ありがとうございました。

2月の「現代朗読を体験しよう」ワークショップ開催のお知らせ

新年最初の現代朗読協会の体験ワークショップは、多くの方にご参加いただき、無事に終了いたしました。来月2010年2月の開催についてお知らせします。お申し込みはどうぞお早めに。

まったく朗読をやったことがない/ちょっとやってみたいと思っている人や、すでに経験はあるけれど朗読表現に行き詰まりを感じているような方のために、現代朗読協会が毎月おこなっているとてもアットホームな「現代朗読を体験しよう」ワークショップです。

2010年2月の開催は、2月7日(日)10:00~13:00です。
参加費は2,000円。
開催場所は東京世田谷羽根木(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)の現代朗読協会・羽根木の家です。

詳細とお申し込みはこちらから。
⇒ http://www.roudoku.org/taiken1.html

今月(1月)の参加者の声を一部抜粋して紹介します。

◎今日はありがとうございました。まったくの初めての私でも、わかりやすい内容でした。ヨガとピラティスをやっているので、身体と声の関係がよくわかりました。頭でわかっても実際やるとなると全くできない! ただ読み上げているだけの自分を発見しました。

◎笑いのある楽しいワークショップありがとうございました。どういうふうに朗読を通じて自分を表現することができるのか。他の人をよく見ること聞くことの大切さがよくわかりました。今は月一回の朗読会に参加していますが、朗読を通じて、自分の感受性、周りのことに対しての疑問、考えることを、大切にしていきたいと思います。

◎ふんいきが大変くつろぎやすくて、色々なことが受け取りやすかった。3時間は長いなあ、とはじめ、思っていたが、とんでもなく短かった。たった1行に、とんでもなく大量なことがつめこまれていることに驚いた。

◎講座の座学を受けた時はむずかしそうだと不安になり、実際に他の人が読むのを聞いて緊張してしまいましたが、実際読んでみたら、なんか楽? よくわかりませんが、楽しかったような気も……します。ありがとうございました。

◎参加させていただき、よかったです。緊張のほぐし方など参考になりました。今後も朗読、続けてやってみようかなと思いました。まずは、ライブを見せていただきます。

ロードクセッション「げろきょでないと Vol.6」のお知らせ(1/19)

 即興演奏と驚きのロードクパフォーマンスを展開し、音楽ライブを凌駕するほどのスリリングなライブ展開をおこなっている「げろきょ」こと現代朗読協会(http://www.roudoku.org)が提供している驚きと共感の一夜。
 2010年第二弾のお知らせです。
 現代朗読体験もおこないます。飛び入り歓迎です。体験希望の方はテキストをお持ちください。「こまかいこと」は現地で相談、です。そもそも「こまかいこと」をいわない自由なライブです。
 途中入りや途中抜けも大丈夫です。お仕事やご予定に合わせておいでください。


◎日時 2010年1月19日(火) 19:30-22:00
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代


※このライブの模様は随時、YouTubeにUPしています。「pignose 現代朗読協会」というキーワードでクロス検索してみてください。

2010年1月8日金曜日

呼吸に使う骨格と筋肉のお勉強

 呼吸するのに使われる筋肉のことを、通称「呼吸筋」というが、具体的にどことどこの筋肉がどのように動いて骨格と連動しているのかを知っておく必要がある。
 呼吸には正常安静呼吸と努力呼吸があり、朗読や歌唱などの発声をともなう行為に使う呼吸は努力呼吸なのだが、しかしあまりに過度な「努力」は呼吸に緊張をもたらし、不安定な発声となる。どの文献にも書いていないが、私の観察と経験では、限りなく正常安静呼吸に近い努力呼吸(ゆる〜みんぐ呼吸)が自然で柔らかなその人本来の声を作れるように思う。

 正常安定呼吸はおもに、横隔膜と外肋間筋の収縮によってもたらされる。これは息を吸うときである。
 よく「腹式呼吸」という言葉が使われるが、この言葉を使うことによって非常に限定的な方向にのみ力が生まれる不自然な発声になってしまうことが多いので(とくに女性)、いったんこの言葉は忘れたほうがいい思っている。ナチュラルな呼吸は複式も胸式もなく、横隔膜も外肋間筋もともに自然に使うことで、胸郭つまり肺の膨張と収縮を自然な形でくりかえす。
 努力呼吸は胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、内肋間筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋など、多くの筋肉が使われるが、とくに体表面に近い筋肉ではなく、体幹の筋肉いわゆるコアマッスルのほうが安定的な呼吸発声に有効である。
 コアマッスルは体育会系短期決戦型の鍛錬では強化することはできない。

 明日は体験ワークショップと、ライブワークショップの第一回の日なので、こういった知識も参加者とシェアしてみよう。

2010年1月1日金曜日

ロードクセッション「げろきょでないと Vol.5」のお知らせ(1/5)

 2010年、今年もやります。スリルと冒険と愛のロードクセッション。
 今年から毎月第一第三火曜日の夜になります。新年はその第五弾。

 即興演奏と驚きのロードクパフォーマンスを展開し、音楽ライブを凌駕するほどのスリリングなライブ展開をおこなっている「げろきょ」こと現代朗読協会(http://www.roudoku.org)が提供している驚きと共感の一夜。
 現代朗読体験もおこないます。飛び入り歓迎です。体験希望の方はテキストをお持ちください。「こまかいこと」は現地で相談、です。 そもそも「こまかいこと」をいわない自由なライブです。
 途中入りや途中抜けも大丈夫です。お仕事やご予定に合わせておいでください。

◎日時 2010年1月5日(火) 19:30-22:00
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代

※このライブの模様は随時、YouTubeにUPしています。「pignose 現代朗読協会」というキーワードでクロス検索してみてください。